複数ユーザーのプライマリメールアドレスのドメインを一括で変更することは可能ですか?

Windows PowerShell コマンドレットを利用することで、プライマリメールアドレスのドメインを一括で変更することが可能です。
以下の実行例をご参考ください。


1. Windows PowerShell への接続
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【コマンドレット】
Connect-MsolService

※ Windows PowerShell モジュールの導入が完了していない場合は、以下公開情報をご確認いただき、モジュールのインストールをお願いいたします。
　
#Azure Active Directory の PowerShell モジュール
※ MSOnline (Azure AD v1) のインストールをご実施ください。

2. CSV ファイルの作成
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設定を行う情報を記載した CSV ファイルを作成します。
　
<作成例>
UserPrincipalName,NewUserPrincipalName
User1***@domain.com,User1***@contoso.co.jp
User2***@domain.com,User2***@contoso.co.jp
　
<補足>
・1 行目に [UserPrincipalName]、[NewUserPrincipalName] を記載し、2 行目以降にユーザー ID の情報を記載します。
・UserPrincipalName : 現在のユーザー ID
・NewUserPrincipalName : 変更後のユーザー ID

以下のコマンドレットにて、該当ドメインが設定されている現在のユーザー ID の一覧を出力することも可能です。

【コマンドレット】
Get-MsolUser -All | where {$_.UserPrincipalName -like "*@＜該当ドメイン名＞"} | select UserPrincipalName | Export-Csv "＜ファイル名を含んだ保存先のパス＞" -NoTypeInformation -Encoding UTF8

【実行例】
Get-MsolUser -All | where {$_.UserPrincipalName -like "*@domain.com"} | select UserPrincipalName | Export-Csv C:\temp\UPN.csv -NoTypeInformation -Encoding UTF8

<説明>
・上記実行例は、UserPrincipalName に "domain.com" が設定されているユーザーを出力します。
・CSV ファイルは、メモ帳、もしくは Excel にて作成してください。
・Excel ファイルにて作成する場合は、[, (カンマ) ] を入れる必要はありませんが、保存する際に [CSV UTF-8 (コンマ区切り) ] 形式を指定してください。

3. ユーザー 名の変更
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以下のコマンドレットにて、ユーザー 名の一括変更を行います。

【コマンドレット】
Import-Csv "＜CSV ファイル名を含んだ保存先のパス＞" | Foreach {Set-MsolUserPrincipalName -UserPrincipalName $_.UserPrincipalName -NewUserPrincipalName $_.NewUserPrincipalName}
　
【実行例】
Import-Csv "C:\temp\UPN.csv" | ForEach-Object {Set-MsolUserPrincipalName -UserPrincipalName $_.UserPrincipalName -NewUserPrincipalName $_.NewUserPrincipalName}
　
<説明>
・上記実行例は、C ドライブ直下の temp フォルダに格納された UPN.csv ファイルを読み込む場合の例です。